フィンランドのお菓子
2013・3 フィンランドを旅して。

お菓子の話の前に、まずはこの一枚を!

この時期、フィンランドと言えばオーロラ。
幸運この上なく3日続けて見られたというのに撮影はやはり難しい。
こちらは旅仲間から拝借した一枚。
肉眼では白っぽく見えてもレンズを通すとこのような美しい色に。


フィンランド一のお菓子メーカー「ファッツァー」
ヘルシンキに本店があります。
広くて、美しい店内でした。


ファッツァーで購入したお菓子。

右の生ケーキは2つともハーブまたはスパイス入り。日本のケーキ屋さんでは出会えなかった新鮮なお味でした。
もうすぐイースターという時期でしたので、
ニワトリとヒヨコの可愛い器はイースター用です。

陶器製のこの器の中身はどれもチョコレートでした。


 ファッツァーの「ゲイシャ」チョコ

以前は日本の芸者の絵が描かれていたそうだが
最近は見られなくなり、このように文字だけに。

 でもなぜ「芸者」チョコなのだろう?
 
 フィンランドはスウェーデンに600年、その後
ロシアに100年以上支配された歴史があり、

むかし日露戦争で日本がロシアに勝利した時、
「日本の人ありがとう、憎いロシアを倒してくれて
ありがとう。」 の意味を込め
そのとき日本をイメージしたものが「芸者」だった
というわけです。

当初は飴やキャラメルに、その後チョコレート
に移して今に至っているそうです。

あの時の勝利は
アジアが初めて西洋に勝った
大きな意味ある瞬間だったと言われるが、
この遠い地で
日本の勝利をこんな形で喜んでくれて
いたなんて、感慨深い。

ちなみに、
この時のロシアの敗北が
フィンランド独立の一助となったということです。

サルミアッキ

フィンランドの旅行ガイドブックに
「世界一まずい飴」
として載せられていました。

飴というより硬いグミといった感じですが。
確かに、
1つ口に含むと思わず吐き出してしまいそうな、
日本人には慣れないお味です。

でも不思議なことに翌日また頂いてみると
昨日ほどではなくなっている。
こちらでは
大人から子供まで毎日のように頂いているそうですが、
単にこれは食習慣の違いなのでしょう。
スーパーでもコンビニでもズラーッと、
いろんな種類が。

独特の風味はリコリス(マメ科のハーブ)と塩化アンモニウムと 
アニスだそうです。

特にリコリスは
紀元前500年の昔から薬として用いられてきたという、
薬効の高いハーブだそうです。(和名は甘草)




ミントのジャム

スーパーで購入したもの。
ジャムは果物から作るものだと思っていたので
興味津々で頂きました。
ヨーグルトに混ぜて頂くと美味、美味。

何でも試してみるものですね。

ムーミンの生まれ故郷

ムーミンワールド」にて
これはムーミンのお家です。
でも、冬眠中でムーミン一家には会えませんでした。

なにせ周りの海も凍っていたくらいですから。
夏にいくとちゃんとお家の中にも入れるそうです。
また出直しましょう!

ムーミン」の作者
トーベ・ヤンソンさんのミュージアムの中。

ここだけ撮影オーケーなのでした。
現地のスーパーやムーミンショップなどで見つけた
クッキーや焼き菓子の型。
フィンランドの国土を模ったものも。

中央の小さい3個セットは
東京スカイツリーにあるムーミンショップで。