洋書で出会ったお菓子たち

洋書で「お菓子の本」をめくっていると
初めて見るもの、美味しそうなものにたくさん出会います。


どんなお味なんだろうと興味津々・・
そこで、
辞書を引きひき作ってみることにしました。


≪AMARETTO AFFOGATO SHOTS≫

熱々のエスプレッソに
リキュールをたっぷりと加えたカクテルです。

溶けかかった甘いバニラアイスが、
するっとのどを潤します。

暑い日には冷たくしても美味しいです。



≪MINI LIMONCELLO & 
       BLUEBERRY TRIFLES≫

      ミニ リモンチェロ&ブルーベリー トライフルズ
イタリアのマスカルポーネチーズ、英国のレモンカード、
そしてアマルフィー海岸のリモンチェロとのハーモニー。

そこにブルーべりーを重ねて。

酸味が美味しい、上品なデザートに仕上がりました。


≪Apple Brown Betty≫
アップルブラウンベティー
伝統的なアメリカのデザートだそうです。
季節のフルーツと、古くなったパンをクラムにして重ね
オーブンで焼いてます。

こちらはリンゴとブラウンブレッドで
シナモンも加えた、どこか懐かしさのあるお味です。


≪Lamingtons≫

      ラミントン
これはオーストラリアのクラシックケーキだそうです。
ミルクたっぷりに焼いたバタースポンジをキューブにカットし、
チョコレートでコーティング。
さらにココナッツをまぶして仕上げています。

このレシピでは
パッションフルーツカードを間に挟んで酸味も加えています。


≪Baked berry custard≫
ベークドベリー カスタード
カスタードを緩めに作り、
冷凍のミックスベリーを上に載せてオーブンで焼いたもの。

冷凍庫の隅でつい忘れられてしまった残りベリーも
こんな素敵なデザートに早変わりです



≪Passion Cake≫
      パッション ケーキ
バナナやココナッツ等で作ったこのキャロットケーキは、
伝統的なフルーツケーキに代わるより安価なものとして
ウエディング用に創作されたものだそうです。

訳すと「情熱のケーキ」でしょうか

≪Mango and Cardamom
Cheesecake Pots≫

マンゴー アンド カルダモン   
チーズケーキポット

カルダモン風味のマンゴーと
マスカルポーネチーズとの組み合わせ。
見た目も爽やかな、

酸味がとても美味しいデザートです。


≪Finnish Blueberry Pie≫

     フィニッシュ ブルーベリーパイ
これはフィンランドのお菓子だそうです。
タルトケースの中のフィリングベースはサワークリーム。
ここにどっさりのブルーベリーを入れて焼き上げました。

初めて頂くお味で、
爽やかな酸味が暑い季節にも喜ばれそうです。


≪Pecan Pie≫
ピーカンパイ
メープルシロップとピーカンナッツで作ったタルト。
ニューオリンズのフランス人移民によって創作されたそうです。
今ではアメリカのお気に入りデザートで、
特にサンクスギビングのお祝いのお菓子としても人気があるそうです。

タルト生地はフードプロセッサーでガ〜っと、
フィリングは溶かして混ぜて流すだけ。
このレシピではバーボンウイスキーも入って、甘いけど美味しい。


≪Chocolate & 
     Hazelnut Brownies≫

       チョコレート & ヘーゼルナッツブラウニーズ
ブラウニーは1893年の米国万国博覧会の時
シカゴにある「パーマーハウスキッチンホテル」において

サーブされるために創作されたのが始まりらしい。


今では世界中で楽しまれているお菓子ですが
改めて、このビターな美味しさに魅せられます。


≪Opera Cake≫
オペラ・ケーキ
パリのオペラ座にちなんで名づけられたというこのケーキは
1900年代初期、
ベーカーの「ルイ・クリシー」によって創作されたもので
時に「ガトー・クリシー」という名でも知られるという。

日本でもすでにお馴染みのケーキですが
この洋書レシピでの
混ぜ方や手順等のちょっとした違いが新鮮で面白い。

≪Holiday spice bread≫
        ホリデー スパイス ブレッド
ライ麦粉、全粒粉、強力粉を同割に、
たっぷりのハチミツとたっぷりのラム酒、そして5種類のスパイス、

どんなお味になるのかと興味津々で作りました。

出来上がりは、
今までにない新しい味との出会いでした。
そのまま食べても、
ハムやチーズ等でサンドイッチにしても美味しく頂けそうです。



≪Chocolate Chip Cookies≫
チョコレートチップ クッキー
今ではどこにでもあるこのクッキー、
オリジナルは
マサチューセッツ州にある
トールハウス・インだそうです。

写真はアメリカらしく大振りサイズ、
冷たいミルクや熱いミルクティーに軽く浸して食べるのが
最高に美味しいのだという。


≪Hummingbird Cake≫

       ハミングバード ケーキ
しっとりした生地にバナナやパイナップルやスパイスも入って、
仕上げはチーズ味のクリーム
複雑な味にコクがあって美味しい。

アメリカ南部の出身だそうです。

≪Whoopie Pies≫
ウーピー パイ
これはアメリカメイン州のお菓子ですが
アーミッシュの女性によって紹介されたと考えられているそうです。

チョコレートと黒砂糖の少々苦みのある生地が美味しい
小さめの可愛いお菓子です。

名前は「パイ」でも実際は「パイ」とは違うようです。


≪Louise Cake≫
       ルイーズ ケーキ

ケーキとクッキーの中間の生地にジャムを挟み
ココナッツメレンゲを重ねて焼いたお菓子。
ニュージーランドのお菓子だそうです。

ソフトな食感が上品なお味に仕上がっています。
 

≪Red velvet cupcakes   
      with coconut cream≫

                レッド ヴェルベット カップケーキ
これはアメリカのクラシックだそうです。
このレシピは
そば粉とココナッツミルクとビーツで作っています。
甘さ控えめにすると軽食にもなりそうなヘルシーな組み合わせ。

ケーキ表面はビーツの赤色が綺麗です。


≪Devil's Food Cake≫デビルズ フッド ケーキ

デビルズケーキとは、つい食べ過ぎてしまうほどに美味しい
悪魔のお誘いのようなチョコたっぷりのケーキ。


このレシピではチョコの代わりにココアがたっぷり、
おまけにフレッシュ唐辛子もたっぷり入って悪魔度さらにアップ。
・・・というより悪魔の食べ物?

トップの唐辛子は角に見立てています。

Celebration Cake セレブレーションケーキ
 三段に重ねたスポンジをバタークリームでナッペし、
トップには大人も子供も大好きな駄菓子をいっぱいに載せたケーキ。


難しいテクニックなんか無くっても
楽しいお祝いケーキの出来上がりです。


≪Buttermilk Scones≫
       バターミルク スコーンズ
このスコーン2種は
アイルランドのホームベーキング本から作りました。
右はフレッシュのリンゴとスパイスで、
左はチーズのスコーン。

アイルランドの食文化は英国のものとほとんど同じだそうです。
本をめくりながら
両国間の歴史にもつい思いを馳せてしまいます。


≪Swedish tosca cake≫

         スウェディッシュ トスカケーキ
これはスウェーデンで最も愛されているケーキの一つだそうです。
ふんわりスポンジと、
軽くキャラメライズされたアーモンドのカリカリ感との対照を楽しむ
シンプルだけれどもリッチなお菓子です。

軽くホイップした生クリームを添えて頂きます。



≪Bluberry Muffins≫
ブルーベリー マフィンズ
ブルーベリーマフィンは
アメリカミネソタの州マフィンだそうです。

フランスにおけるクロワッサンと同義に
アメリカの朝食にもなっているそうです。

フレッシュベリーとバターミルクで
甘さ控えめ、ソフトな食感に仕上がりました。


≪strawberry shortcake≫

           ストロベリー ショートケーキ
これはアメリカのクラシックケーキだそうです。
英国でも夏には必ず作られるという
  ポピュラーなお菓子の一つのようです。

これが日本の「苺のショートケーキ」のルーツなのでは
という説もあるようですが・・、確かにうなずけますね。
違いはスポンジの作り方、
バターと粉を手ですり合わせて作る
スコーンやショートブレッドのような食感が又違った美味しさです。


≪Herbed beer bread≫
ハーブド ビアー ブレッド
4種のフレッシュハーブとチーズ、オリーブオイルと実、
それにビールも。
こちらはお菓子ではなくクイックブレッドです。


ヨーロッパ的なお味が新鮮、
ワインやビールにも合いそうです。


≪Missisippy Mud Pie≫

            ミシシッピー マッド パイ
20世紀アメリカミシシッピー州のパイ。
チョコクッキークラム、チョコケーキ、チョコムースと
チョコレートたっぷりの3層のケーキです。

下段のクッキークラム(写真はオレオを使用)が
   ミシシッピー川の土手のようだとも。



≪Runeberg's Cake≫
ルーネベリのケーキ
フィンランドの国民的詩人、ルーネベリのケーキ。
毎年2月になると
彼の誕生日を祝うため
フィンランドのいたるところで目にするそうです。

生地にはパンのクラムやアーモンドP.もたっぷり。
仕上げはアマレットとラズベリージャムで。


rose marzipan dates
          ローズ・マジパン・デーツ

フレッシュデーツに切り込みを入れ、
種を出したところに、
ローズウオーターで香り付けした手作りマジパンをサンド。

小さなバラの蕾を添えて。


≪vanilla bluberry fudge≫
バニラ・ブルーベリー・ファッジ
砂糖と生クリームとバターを
118度まで煮詰めて作るファッジ。

バニラの味に
ブルーベリーの酸味がアクセントになっています。

≪coconut ice candy≫
       ココナッツアイスキャンディ
ココナッツとコンデンスミルクと砂糖を、
混ぜて固めただけの簡単
お菓子
ピンクと白のストライプで作るのが伝統的
なのだそうです。

ココナッツとミルクの香りが、
     口の中でふわっと広がります。
≪Peanut Butter & Jelly Cake
     ピーナッツバター アンド ゼリーケーキ
ピーナッツバターとゼリー又はジャムの組み合わせ、
アメリカのクラシックだそうです。

バターも砂糖も卵も粉も、
全部一緒にミキサーで攪拌して作るという
スポンジの作り方が面白い。

ソルティーなお味です。