中国北京への旅
2009・10・29〜11・2

今回は中国の首都北京へ。
日本の四国地方の4県を合わせたほどの大きだそう。
四季ははっきりしているのですが、冬が長く、年間165日もあるのだそうです。

北京空港
着いてまず驚いたのが、天井の照明のまぶしかったこと。


天安門広場
左の写真、両サイドに立つ衛兵が気になりました。
身長は185センチ以上もある選ばれた人なのだそうです。
2時間に一回の交代で、雨、風、雪にかかわらず。しかし傘はOKとのこと。

右は建国60周年を記念して作ったという56の民族を象徴する赤い柱。
広場の両側に建てられていました。
国家の苦心が感じられてとても印象的でした。


万里の頂上。
北京市中心街より75キロほどのところにある。
実際に来てみるとスケールの大きさに驚かされます。
「我来了〜!」(ウォー ライラ!)(来たぞ〜!)と叫んでいた女の子がいましたが・・、
その気持ち分かります〜。


老人の天国と言われる天檀公園。

女性は50歳、男性は55歳で退職する(職種によって退職年齢は異なる)という中国のお年より(?)。
毎日のようにここに集まって、トランプ、蹴鞠、マージャン、歌、音楽、ダンス(創作)などを楽しんでいるそうです。
退職後、
毎月の形で退職金等が支給され、受け取る合計額は若者の給料よりも高いという。

共産主義も悪くない!?

天檀公園。その2

キタジマサブロウ〜空を飛ぶ〜 ヘイヘイホ〜 ヘイヘイホ〜〜!
サクラは空を飛ぶ〜 ヘイヘイホ〜 ヘイヘイホ〜〜! 
 後ろ向きのこのお二人、字余りのたどたどしい日本語で、しかも大きな声で歌っていましたので
失礼して後ろからパチリッ。(左)

右は音楽に合わせてダンスをしているところ。
太極拳は今やる人が少なくなっているそうです。
昔は50歳以上は老人と思い、(太極拳)やらなきゃという感じだったのが
最近はまだ若いという意識に変わり、老人のイメージのある太極拳ははやらなくなったそう。
代わりに創作ダンスや歌、体操が多いのだそうです。


夜の王府井(ワンフーチン)

近代的な建物が並ぶおしゃれな街「王府井」、
その同じ並びに昔ながらの「小吃街」が同居しているという、
面白い街の作り方だと思いました。
全く別世界のようでした。

王府井「東方天地」の地下街で購入したケーキとパン。

ケーキ以上にパンが美味しかった。
一見普通のこのパンもなかなか美味しかったのですが、
写真を撮るより先に頂いてしまったあともう2点が・・肉のでんぶをまぶしたパンと香草風味のロールパン。
中国らしい食材と西洋のパンとの思いもよらぬ組み合わせに感動し、
日本のアンパンにもつい思いを馳せてしまいました。

明治初期、
日本人に合ったパンをとの思いから銀座キムラヤが5年の歳月をかけて考案したというアンパン。
今ではフランスパリで売られているというのですから、文化の伝播とは感慨深いものですねぇ。



ぜひとも行きたかった王府井の本屋さんで。
洋菓子の本(左)、点心の本(右)など全部で16冊を購入。お店の人が気を利かせてワゴンを持ってきてくれました。
洋菓子の本はコルトンブルーの翻訳本とかケーキのデザイン集とか
人形絞りの手法とかもあってなかなか勉強になります。

夢中で本を選んでいて
ふと気付くと十代ぐらいの男の子が熱心に
洋菓子の本に見入っていました。
中国においてもパティシエは、今や憧れの職業なのでしょうか?



中国茶のセットです。

この上ない程の中国的なデザインを、見事に品良く仕上げていると思いませんか?
白さも冴え、透き通るほどに薄く仕上げたボーンチャイナでした。
ちなみに、
中国のティーカップはコーヒー、紅茶、中国茶などとの区別はないのだそうです。



プラス1

北京を発つ予定だった1日の朝、何十年ぶりという早い北京の初雪を体験。
予定していた飛行機は飛べなくなり、次に手配された便も更に飛べなくなり、
お陰さまでプラス1のおまけを頂いた思いで深い旅となりました。


今夜はこちらのホテルに泊まることに。
大理石をふんだんに使った豪華なつくりのロビーでした。



ホテルの夕食はバイキング。
「この旅行でこれが一番美味しい食事だったのでは?」 という声が聞こえてきました・・。
確かに〜。

ケーキもたくさん並んでいて、全部食べ放題でした。


お食事券を頂きました。
せっかくなので北京空港の日本食レストランで「ラーメン」を頂きました。
お味は日本のものとは違うけれどもそれはそれで美味しかった。

ちなみに、中国語のらー麺とは「引っぱって作る」という麺の作り方を意味するようですが・・、
でもここは日本食レストラン、
これはいわゆる日本の「ラーメン」なのでしょう、きっと



ここで日本人客と中国人従業員とのちょっとしたトラブルが発生。
わたしの中国語が少しだけ役に立ちました。


とうとう飛行機は飛び発ちました。

今回の旅では一挙に北京へ3回も行って来た事になります。
飛行機がキャンセルになるたびに北京空港から出たり入ったりしたわけですから。
無事に帰ってこれた今にして思えばめったにない貴重な体験が出来たことになります。

先には何が起こるかわからないのが旅と人生。
今実感しているところです。
☆☆


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